ビッグウォールへの挑戦

週末に、海岸沿いの以前から目をつけていたビッグウォールにアタックしてきました。ここ数年暖めていた、前人未踏のラインをいよいよ刻むために…

なんて書くと、山岳クライミングの話みたいですね。いや実は、私は以前、富士山でガイドをしていたこともあって山の話も大好きなんです。でも今回は純粋にマウンテンバイクに乗る話です。いつもどおり。

場所としては、しばらく前にアタックに失敗した道南のスポットです。言葉で説明するのは難しいのですが、防波堤の斜め壁と、3mを超える落差と、飛び越えなきゃならない手すりなどが織り成す、とってもスリリングな場所なんです。今度こそ… と気合を入れて行ったものの、風がやまないため数時間待ち、最後にはあきらめて少し違うラインを試しました。ところがこれもうまく行かず、2回トライして2回ともクラッシュ、大きな擦り傷を作って帰ってきました。でも、これだけ大きなスポットを乗ったのは多分初めてです。失敗したとはいえ、軽傷で笑いながら帰ることができて、しかもうちの自慢のカメラ担当が完璧なフッテージを撮っていたので、最高の日でした。ちなみに、「Sunrise Street」に続くDVDを今年中にも出すべく、撮影には力が入っていますよ。ハイビジョン収録がメインになりますし、撮影、構成、ライディングの全ての面で笑っちゃうくらい大きく進歩する見込みです。

それにしても今回驚いたのは、意外と機材へのダメージがあったこと。アタック終了後にゆるゆると乗っていて気付いたのですが、世界最強・最重で知られるProfile Racingの「SS」クランクセットが、そろそろねじれてきているようす。何年も使っているので仕方ないですし、今回のライディングが決定打だったのかどうか不明ですけどね。

そして、他にもダメージが。まず、後輪のチューブがいかれました。米式(Schrader)バルブを愛用していますが、あれってバルブの金属筒に ゴムが被っていますよね。それが剥離していたらしく、昨日いきなり筒とゴムの間から「ブシュー」とブローオフしてしまいました。3.5mも落下すれば、着地時に一瞬内圧が高まって接着が剥がれてもおかしくないですね。現に、タイヤのビードが一部浮き上がっていたのを現場で直しましたが、それ以上にやられていたということでしょう。また、ハンドルバーも曲がりました。なんだか角度が違うな… と思ったら、左右とも1.5cmくらい垂れていました。これまでは自転車が飛んでいった時しか曲がらなかったのですが、これもまた仕方がないですね。
別にクラッシュフッテージを集める趣味はないのですが、今回は期せずしてなかなか良いものが撮れてしまいました。さて、ちゃんとしたライディングも撮れるようにがんばろうっと。

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