G8サミットと、夜のG3サミット

北海道は洞爺湖で行われた、G8 Summit(主要国首脳会談)が閉幕しました。のんびりウカウカしていた私がそれに気付いたのは、札幌市内の至るところに立って警備していた、各都道府県から応援に来ている警察官の姿が消えたからです。セキュリティ面に限らず、サミットの運営に汗を流してきた皆さん、お疲れ様でした。

そんな訳でインターナショナル気分が盛り上がっていたためか、さっき、自転車で出かけた街中で歩道の一角に座り込んで愉快に英語で歓談している人を見てついつい仲間に入ってしまい、そのまま一緒に焼き鳥を食べに行ってしまいました。オーストラリアからの旅行者で、1人はアメリカからオーストラリアに留学中の身、もう1人はオージーですが、両親は中国とアイルランド出身だそうです。G8サミットが世界最大の井戸端会議だとすれば、こちらはローカルなG3サミット。8人集まれば地球環境や原油価格を問題にするところですが、3人だとその辺りは自由自在。ファストフードでは Wendy’s と Taco Bell をどう評価するのか、モスバーガーはファストフードに入るのか、自転車のペダルだけで300ドル払うのはアリかナシか、中国本土の運転マナーってどうなのよ、焼酎ベースのカクテルって安いよね…と話が弾みます。結論としては、Greyhound の長距離バスでは、手に握っているもの以外の荷物はどこに行ってしまうか分かったものではない、ということになりました(私にとっての Greyhound 事件は、後日書こうと思います)。

ではここで、突然ですが、私にとっての国際交流ルールを解説しましょう。

  1. 交流したい人と交流する
    「コイツが日本人なら話しかけないな」と思う人なら、何人でも話しかけないことです。なぜって、そこで日本人じゃないなら話しかけるというなら、それは差別だから。親切心などの上方向の差別か、軽蔑心などの下方向の差別かの違いがあるだけです。
  2. 人種と国籍と母語は1対1対応ではないことを思い出す
    日本という国はたまたまこの3つが(大体において)対応していますが、世界的にはそうじゃありません。白人で日本国籍で日本語しかしゃべれない人、モンゴロイドで日本国籍で英語しか話せない人、なんでも有り得ます。
  3. 会話は現地語から
    相手の第一言語が分かっている場合は別として、日本では日本語、アメリカでは英語、フランスではフランス語。自分が海外旅行していて、日本語で話しかけられたらなんだか悔しいですよね。現地語が通じなかったら、その時に考えればいいんです。
  4. 分かったフリ禁止
    分からないのにうんうんと聞いているとトラブルの元。分からないのは、恥ずかしいことじゃありません。なぜなら、言語に完璧な理解などないから。嘘だと思うなら、母語での古典からコンテンポラリーまでの文学表現を見てみましょう。肌に染み込まないものもあるでしょうし、それは自然なことです。
  5. そして笑顔で
    心理学では、人は会話の内容よりもその時の相手の様子(表情や仕草など)によって印象を形成するという研究報告があります。言いたいことを伝えるのに難しく考え込むこともありますが、そうだね、とか、ありがとう、とか、肝心なところを普段通りの表情で言えれば、伝わるのは言葉だけではありません。

うっかり偉そうなことばっかり書いてしまいました。本当に言いたかったのは、今夜自転車に乗っていたら面白い人に巡り会い、友達になってとっても楽しかった、ということです。しかもその前も後も雨が降っていて、それを避けられた自分は本当にラッキーです。

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