排除の憂鬱

排除とは、人間の体が侵入してきた異物を対外に排出しようとする現象です。例えばピアスなどでも、耳たぶの端っこにあけてしまうと段々と穴が更に端に移動してしまい、ついには排除されたりします。耳のように突出していない体表面に行うサーフェスピアシングなどが失敗しやすい、大きな理由でもあります。

怪我をしてガラスの破片とか木片がいっぱい刺さってしまったような場合、この作用で数週間とか、場合によっては数年してから異物が出てくることもあり、そういう意味ではとっても便利な機能です。というより、任意の生物種が持っているほぼ全ての特質について当てはまることですが、これが生存に役立つからこそそれを持たない個体は死に絶えて、生き残りの私たちはこういう性質を持っているわけです。つまり私たちは意外とみんな生まれながらにして機能的で便利なわけですが、それはさておき。

さて、問題の排除なんですが、足首の手術跡から糸が出てくるんです。手術での縫合というのは、後から抜糸をする表皮の他に、それより中の層も別にしっかりやってあるんですね。そしてそれが、人によっては排除されてきます。私はどうも排除の傾向が強いのか、以前の膝の時も同じでした。あ、そういえば、耳のピアスでも一度ありました。

排除が起きないような手術の技法もあるそうです。一定期間で溶けて体に吸収される糸を使うとか。ただ、私が今までに受けた手術では一度も使われていないと思います。その溶ける糸が実用化されたという話は小学生の頃に聞いたけれど。

さてさて、普通は排除されてきた糸をプチンと取れば問題ないのですが、今回は表に出ているのが糸の端っこだけで、つかむ長さもないから様子を見ることになっていたんです。ところが、放置している間に化膿してしまったんですね。そして、腫れたついでに糸はまた消えてしまいました。まさに糸口が失われたってやつです。そして、昨日あたりまた腫れが引いたと思ったらプチッと穴が開きました。ああめんどくさい。さっさと、スパッと切り開いてブシッと取ってもらって構わない、とドクターに伝えた方が良いのでしょうかね。腫れてしまったら、動きも悪くなってまた回り道をすることになります。とってもテンション下がります。

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