ISO、お前もか

先日JIS (日本工業規格)について嘆いたりもしたのですが、それでは今回は国際規格である ISO (アイエスオー、イソ、アイソ、まあどう読んでも構わないでしょうか)でしょんぼりした話です。

ISO といえば、9000や14000シリーズの認証取得が流行っていますよね。あれはあれで、非関税障壁だとか利権だとか労働倫理がまともに存在する日本には不要だとか色々な批判もあるようですが、ここでは置いておきます。

私が体験したのは、ISO の工業規格で、自転車部品について調べものをしたときの話です。お題は、リアハブ。そう、駆動輪の中心で、人と車輪の狭間で回り続ける頑張り屋さんです。シングルスピード、ロードレーサー、MTBではそれぞれエンド幅(オーバーロックナット寸法)が110mm、130mm、135mmという風に違います(例外も色々とありますが)。ロードやMTBでは、変速段数も5とか6から10くらいまで、色々とあります。

ところが、ISO で規格化されているのは幅が126mmの6段変速まで。ボスフリーと呼ばれる、古代に栄えたロードハブ規格です。それ以降の多段化や MTB でのエンド幅拡張は、メーカー独自規格ということになっているんです。公式に。

悔しいのは、こんなしょぼい結論を得るために44スイスフランも払ったこと。規格文書は有料で、再配布や不必要なコピーまでが禁止されています。また、日本支部のサイトからも円建てで購入できるようですが、本国では英仏の2言語があるのに対し、なんの断り書きもなく英語版のみです。日本にフランス語人口が少ないことくらいは知っていますが、本来どんな選択肢があるのかは表記してほしいところです。そもそも日本語版がないのだから、支部の存在意義すら疑わしいものです。

そんなわけでがっかりしていたところ、以前ブーブー文句をつけていた JIS のサイトがきちんと見られるようになっているのに気付きました。そして自転車関連規格を漁ってみると、保存や印刷はできない設定であるものの、色々と役立つ情報が閲覧できました。素晴らしい。というわけで、今日は JIS の勝ちです。

(訂正: 2012/06/20 ロードバイクのエンド幅が旧規格の「126mm」となっていたのを「130mm」に訂正しました)

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