3D疲れ…と、工業技術的な再発見

最近、狂ったように撮影機材の改良に取り組んでいます。といっても、機材をたくさん改良している訳ではなく、新しいものをひとつ作ろうとしているだけです。そして例によって、時間がかかります。でも、うまくいけば明らかに映像に違いが出るものなので、楽しみにお待ち下さい。もちろん、詳細はまだ秘密です。

そんな機材を設計するために、改めて使用中のビデオカメラをじっくりと研究することになりました。形や重量バランスなども測定します。そして、本当はここまでやる必要はないと思っていた…というかそう希望していたのですが、結局は3Dモデリングをする羽目になりました。慣れていないので時間がかかります。

これです。と言って、機種が分かったら凄いです。なにせツルシとは多少違う状態で計測した形なもので。機材と干渉しないことが最優先なので、多少太ってもいます。くびれをきちんと描く余裕がないんです。なんて可哀相なカメラさん。

よその誰かが作ったものをもう一度図面に起こすというのは本質的に無駄な作業ですし、疲れます。ところが、やっぱりこれだけの技術を結集した工業製品になると、その過程でうならされることもあって面白いんです。例えばこのカメラは上部にハンドルがあってその前端に開閉式の液晶画面があるのですが、これが閉じた状態だと、ハンドルや三脚固定穴に対してカメラの重心が3-4mmほど右に偏っています。ところが、ハンドルを持って撮影する時に活躍しそうなこの液晶画面、これを開くとズレはほぼゼロになり、バランスが良いのです。三脚にしっかり固定して後端のファインダから覗く時には重心のズレはあまり問題になりませんから、うまいこと考えたものだと思いました。

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