夏の終わりの精神集中

そろそろ暑い時期も終わりということで、去る土曜日、夏限定のスポットに自転車乗りに行ってきました。いくらストリートが好きだと言っても、MTB は山でもどこでも乗れることが醍醐味。という訳で、山まで車で移動して、飛び跳ねて、湖に池ポチャして、ぐったり疲れて帰ってきたのです。何か勘違いしているような気もします。

今年は7月に雨が多かったので湖の水位は高めだろうと予想していましたが、逆に1年前よりもかなり低く、色々とリスクファクターが増えてしまって緊張しました。

以前にトライアルのトップライダーである宮岡啓太と乗った時、空気の湿り気から自然に天気を読んでいる姿を見て、凄いなと思ったことがあります。四国の山の中で感覚を研ぎ澄まして自転車に乗りまくっていたらこうなるのかなと。

水位の読みは外れましたが、私も最近、自然を読む力がついたような気がします。あと、インフラストラクチャや地形を読む力と、交通の流れを読む力と。1年半前の冬に、夏にはぬかるみと雑草で乗れなさそうなスポットに乗りに行ったときは、地面はきれいに凍結して、草は立ち枯れていて、自分の読みが当たって嬉しかったものです。

2つ目の読む力は分かりにくいですが、例えば坂を探したければ高低差がある場所に行くべきだし、ハンドレールを探すなら、豪雪地の大都市でインフラの更新ペースが速い札幌ではステンレスのレールが多いのに対し、近郊でもインフラの更新が遅い小樽や降雪の少ない北広島などでは鉄素材がまだまだ多かったりします。また、新興住宅地にはセットで遊水池が作られることが多くあり、平時には遊び場になっていたりもします。本州ではそれをスケートパークにする例もありますが、どんどんやって頂きたいものです。雨の日は諦めますから。

3つ目の交通の流れですが、これは自転車が人や自動車と同じ道を使う以上、とても大事なことです。ウィンカーを出さないで曲がる車もいますが、見ていれば動きが予測できることが多いですし、いくつか先の交差点でどう進むかという心の準備は、驚くほど車の動きに表れるものです。路地から急に出てくる車であっても、音や光の反射など、ヒントは意外とあります。歩道を走っていたら、ビルからいい勢いで飛び出してくる 歩行者が窓ガラス越しに見えて止まることもあります。そもそも大して飛ばさないので、あまり危ない目にも遭いようがありませんが。

とは言え、今回のプチ遠征では、飛ばなきゃいけないところで踏み切り位置を間違えたらしく、手すりや岩盤と仲良くなりながら転がり落ちるというレアな体験をしてしまいました。難しいことをやろうとしていたというのもありますが、鋭敏さが足りなかったのでしょう。まだまだ修行が必要なようです。

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