ぼんやり以上、盗難未満

先日、ヒップバッグを盗まれました。自転車を停めて買い物をしていたんですが、鍵をかけた自転車の上にバッグをそのまま置いていたからです。当たり前です。

そんな状況で、盗んだ人に対してそんなに文句もないのですが、どうしても聞きたくて仕方がありません。「そんなもの、盗んでどうするの?」

13年くらい使ってきたヨレヨレの Dana Design のヒップバッグ。脱いだばかりでモワモワの、2年落ちの膝パッド。100円くらいのボールペン。あと、段ボールの切れ端。これで前科がついたらプライスレス。割に合わないとはこのことです。

自転車に乗って移動すると、どうしても飛んだり跳ねたりしてしまいます。そんな時に上半身の動きを妨げられるのが嫌で、ヒップバッグを愛用しています。ただ、A4のファイルが軽く入ってしまうサイズに惹かれて20世紀に買ったこれまでのヒップバッグは、微妙な使いにくさもあって困っていました。自転車用の60cmくらいのワイヤーロックを輪にして入れると、フニャフニャした構造上、真ん中が垂れ下がってしまいます。イスを低くした自転車でのんびり移動していると、リアタイアに擦ってイラッとします。それを解消するために、段ボールの切れ端で型崩れを防いでいたのでした。

少しでも気に入っているものは、真っ二つになるくらい完全に壊れないとサラリと次に行くなんてできません。そう、これが世界を席巻しているモッタイナイ精神です。それに囚われて自分のヒップに最高のソリューションを与えてあげられなかった私に、天罰が下ったとしか思えません。ごめんなさい。そしてありがとう。今までありがとう。

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