台湾こぼれ話1 – 台北での試練 -

先日の台湾出張ですが、特に日本と対比するとなかなか面白いことが多かったので少しご紹介しましょう。

台湾は30年くらい前の日本のようだと聞いたことがあります。そして、その通りだと感じることが実際に多かったです。例えば台北市はあちこちでWiFi環境の整った大都市ではありますが、今の日本の大都市にはなかなか無いような猥雑さとのんびり加減があります。

なぜかストリートでソロ焼肉をしている人がいたり、

カツラ屋さんには1つだけ人間離れした見本があったり、

やたらとスクーターが多いのと、犬が多いのも特徴です。

去年も会った犬なので、何となく親しげな表情を浮かべてくれました。親しみとアンニュイを足して3で割った感じです。

日本の友人とも久々に会えました。

Goldrushのケンと、台湾ビールを片っ端から制覇してみました。何年かぶりでの再会ですが、お互い全然変わりません。何より、自転車に対する情熱が変わりません。

ローカルな食堂には犬が似合います。私は猫派なんですけどね。ビールの味は、まあワインで言えばテーブルワインのクラスですから、あまり個性は無かったです。黒ビールっぽいのもハーフ&ハーフくらいな感じで、そんなに濃くはありません。

このへんのビールをコンビニで買うと1缶100円前後だったと記憶しているので、物価は全体的には安いです。ただし、100円ショップのDAISOがあるのですが、39台湾ドル均一、約110円と日本より高くなっています。商品ラインナップは日本とほぼ同じなので、生産地が中国とかだと最終小売価格も変わらないということですね。コンビニといえば、ファミリーマートが山ほどあるのですが、ビニール袋がやたらと分厚いのに驚いたのが昨年のこと。今年も袋の厚さは変わりませんが、1枚3円くらいに有料化されていました。この点は、賛否は抜きにして日本より進んでいますね。

台湾で使われる言語は、中国語と台湾語(中国南部方言の派生語らしいです)。外国語としては英語や日本語を習得する人もいますが、どこでも通じるというわけにはいきません。特に通じなくて当たり前な場所の代表格、地元の定食屋に突撃しては、「Meat」とか「Vegetable」とか「Rice」とか「Soup」といった言葉を並べつつ、指差し確認と身振り手振りを駆使してサバイバルしていました。この方程式に心優しい肝っ玉おばちゃんを代入すると、こんな食事になります。

体調がイマイチだったので、この時は奮発大盛り食い倒れ祭りです。500円くらいかけちゃってます。肉丼の盛りが汚いのは、もう何口か食べた後だからです。食事が来たらまず写真って、できないんですよね。忘れちゃいます。スープも鶏肉も空芯菜も、めちゃめちゃ美味しかったです。

他には、阿宗麺線という有名な立ち食い麺をよく食べてました。こちらは大盛りでも200円以下、米を使った麺とモツ肉を煮込んで香菜を散らした現地のファーストフードでございます。早い、安い、うまいってことで、現地の人も観光客もよく食べているようです。なにせ、普通盛りか大盛りか、香菜入れていいかどうかぐらいしか注文の種類が無いので、言葉が分からなくてもまあまあ気楽に頼めます。

また、どうしても意思疎通しなきゃって時に便利なのが、筆談です。実際、海外で初めて「日本語ができて助かった」と思いました。

一度タクシーに乗った時、運転手に「Taipei Station」と言ったのですが通じません。このくらい通じても良さそうなのにと思うところですが、何度言い直してもダメです。そこで紙に「台北車站」と書くとあら不思議、ちゃんと台北駅に連れていってくれました。せっかくなので頑張って「謝謝」と中国語でお礼を述べてタクシーを降りようとすると、「Thank you」と言われました。英語できるんじゃん!

そして台北駅から台中行きの(文字通り、台湾の北の方から真ん中の方に向かって)台湾高速鉄道、いわゆる台湾新幹線に乗ったのですが、ここにも試練が潜んでいました。切符売り場は札幌の地下鉄なんかと変わらないような、タッチパネルの自動機です。ここで最初の画面の「English」ボタンを見逃した私は、心の中では半泣きになりつつ、無事に中国語を解読し、目的地や乗車人数(大人と子供それぞれ)などのトラップをくぐり抜けて切符を手にすると、嬉々として駅弁を買い込んで汽車に飛び乗ったのでした。

長くなったので次回に続きます。

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