2013秋NSPツアー (3: 見たかった風景)

10月のロードトリップで、関東から陸路を北上することは最初から決めていました。今のうちに、どうしても見ておきたい風景がありました。そこに何を期待するのかも分からず、どのような発見があるのかも予期せぬまま、リアス式海岸に沿ってひた走ります。

最初のコンビニで休憩。

その後も、似たようなコンビニで休憩。そしてどの店先も、朝になると、1トンのダブルキャブに乗り込んで現場に向かう人たちで賑わいます。

震災で壊れ、津波で流され、橋がない箇所は道路にも鉄路にもまだ多くあります。

ここはずっと以前から廃墟であり、さらに震災によって水際に押し出されたそうです(後から知りました)。元は遊園地だったということで、ロケーション的には北海道のオタモイ竜宮閣やアメリカ・ユタ州のソルテア遊園地遺構を思い出させます。

入江の奥ではなく、海岸線に近い所でもこの高さだったというのは本当に恐ろしいことだと思います。

南三陸町防災庁舎。津波によって瞬く間に市街が壊滅したと言われる南三陸で、三階建ての屋根を2メートルも上回る水位の中で職員や避難住民40人以上が犠牲になった場所であり、その中には最後の最後まで防災放送を流し続けた職員の方もいらっしゃいました。訪れたのは取り壊しが決定した頃ですが、今また保存の動きもあって処分が決まっていないようです。周りの風景を見ても、震災から2年半以上が経っていまだに復興は端緒についたばかりです。奥の方、海側では地面の嵩上げ工事が行われているのが見えます。

私たちに残されたのは、希望だけです。

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