年の瀬の、困った話。

車で病院に向かう途中、市電の停留所の横で信号待ちになりました。ちょうど滑り込んできた市電に、盲導犬を連れたご婦人が乗り込むところです。座席は埋まっていて、路面電車の入口から中央通路まで階段を上がってから、つかまるべき手すりを探すのに一苦労。バランスを崩しかけて、入口扉のガラスに手をついたりしています。ボケッとアホ面並べてないでさっさと席譲れや、脳みその思いやり中枢以外は丸きり健常なグズ共が、とけっこう真剣に思いましたが、しかも車の窓を開けて叫べばよく聞こえる距離でしたが、却って混乱を招きそうなので我慢しました。

次の停留所までには座れたようですが、場合によっては入口周辺での転落もありえたし、ちょっと危ない状況でした。入口扉から車内中央へは階段があるので、その空間を越えて腕を伸ばし、ガラスに手を付くというのは着地点の見えないジャンプを飛ぶようなものです。周りの乗客が状況に全く気づいていないはずはなく、むしろ最初から興味深げに犬を見ていた人も4-5人はいたので、危機意識の無さにものすごくイライラしてしまいました。盲導犬だと分からなかった可能性はありますが、無知は言い訳にはなりません。ただの罪です。

で、病院に着いた私はというと、半月前にタラコみたいな脂肪腫を切り取ったところが激腫れしており、血を抜くため、救急外来で緊急切腹することに。当直ドクターが専門外で困っていたところ、私のために皮膚科のドクターが駆けつけてくれたらしく、本当に有難いのですが、あのー、麻酔あんまり効いてないんですけど。切るのとか、血管焼くのとか、縫うのとか、超痛いんですけど。看護師さんもこういうのめっちゃ不慣れみたいだし、もうあらゆるオペレーションが野戦病院のようになっているし、それ本当にキシロカイン?

…と、はからずもその最終日が象徴してしまったように健康上の変な問題が多い一年でしたが、皆様にはとてもお世話になりました。来年もよろしくお願いします。

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