ニセコでの週末

先週末、札幌から2時間ほどの位置にあるニセコまで自転車乗りに行きました。

ニセコと言えば、古くは「東洋のサンモリッツ」と称されたスキーリゾート。ただしこれはスキーイングが発祥地であるヨーロッパに完全に帰属していた頃の二つ名だと私は思っていまして、アルペン種目でもアメリカンブランドであるK2スキーに乗ってマール兄弟(一般にはメーア兄弟と呼ばれていますが、発音としてはどうも違うっぽい)がシーンを席巻したり、さらには北米から火がついたフリースタイル種目やスノーボードの興隆を経て、また雪不足によりワールドカップ序盤戦の恒例であるヨーロッパでの開催に問題が出るような状況の中、スノースポーツ界におけるヨーロッパの存在感が相対的に下落している現在となっては、ニセコが目指すのは「アジアのウィスラー」といったところでしょう。

しかし日本のスキーリゾートでカナダのブリティッシュコロンビア州にあるウィスラーと比肩できるところは現状ありません。ニセコや志賀高原などスケール的に近いまたは凌駕する場所はありますし、雪質で言えば北海道が世界のどこよりも有利であったりはするのですが、夏のMTBシーンが弱いのです。ウィスラーみたいに上部の氷河でサマースキーキャンプが出来るわけでもないですし。

とは言えニセコは魅力的な場所であり、ここで自転車を盛り上げようと頑張っている人も大勢います。そんなわけで、何があるのかよくわからないまま行ってみました。

まずは、自転車の準備です。トレイルライディングが出来るチャリといえばうちのファットタイヤもかなりのものですが、もうちょっと軽いのがいいなぁ。あ、あれがあった。

ほどよく熟成された、15年モノのDHバイク。まろやかです。メインフレームは去年思い立って塗装していたので、その辺まで全バラ状態から組みます。思い立ったが吉日、でもすでにニセコ行き前日。

ヘッドパーツは抜いたものをいつの間にか他のプロジェクトに流用していたので、手持ちをよ~く探したら Chris King がありました。何年もストリートで使ってきて、もうボロいので仕舞いっぱなしにするつもりだったヤツです。いつも通り、「頑丈なんだろぉ~?」と叫びながらゴムハンマーでガンガン圧入します。自作のネジ式圧入工具や、King用に自分で旋盤回して作った圧入アタッチメントもあるのですが、自分のチャリだし週末を生き延びられれば良いんだし、時間もないし。こんな扱いをしても並のフレームより長生きするのがこの部品の偉いところです。耐用年数を考えると、もっとも安いヘッドパーツです。

更に組んで行きますが、部品が足りず、焦ります。バラしたまま全部保管していたつもりだったけど、8速のリアスプロケットが無い。いや、何速だろうとリアスプロケットが何もない。この時は周りのみんなが助けの手を差し伸べてくれて、なんとかなりました。

羊蹄山をバックに。大体の部品は昔のセットアップのままですが、前スプロケットとチェーンデバイスはコンパクトにしてみました。大部分クロスカントリー走行だったので、ギア比としてはバッチリです。

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