レッドロケット物語 4 – 爆発タイヤビード上げ

皆様の2017年はどのようにキックオフしていますか? NSPはまあ平常運転といったところですが、幸いレッドロケット号も平常運転してくれています。前回タイヤの話を出したところで、タイヤにまつわる最新の進捗をお伝えしましょう。今回はきちんと、自転車がらみの話も出てきます。5%くらい。

数日前に、スペアタイヤを組みました。初めての自動車タイヤ手組みです。スモウローラーに履かせるATVタイヤは以前に組んでいますが、大きさ的にちょっとレベルアップしました。

タイヤの組み付けというのは自転車でもモーターサイクルでも自動車でも大体は似たようなものですが、タイヤにホイールをはめて、きちんとビードが収まって、空気が入れば完了です。ただし自転車の一部とエンジンものの多くはチューブレス構造であり、タイヤとホイールがぎっちり密着するようになっています。なので、手押しポンプでシュコシュコやるレベルではビードが収まってくれず、いつまでたっても作業が終わらないわけです。そこそこ立派なエアコンプレッサーがあれば良いのですが、それでも苦労することもあります。

そこで、「爆発ビード上げ」というやり方が存在します。タイヤをホイールに組み付ける際の良い子は真似するべきではない方法のひとつで、スプレー缶入り油剤などの爆発的燃焼を利用して一気にビードを上げるものです。元々、正規の方法ではまともな工場でもビードを上げづらい、走り屋さんの「引っ張りタイヤ(細いタイヤと幅広のホイールの組み合わせ)」を組むために連綿と受け継がれてきた方法として知りました。インターネットのおかげか、今では猫も杓子も爆発しまくり上げまくりです。詳しくはYouTubeでお好きなように検索していただくとして、こんなオフロード方面でも使われていますね。

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今回は、とりあえず付けていたスペアタイヤがパジェロの背面に20年ほど鎮座していたロートルで頼りにならないから、って理由でスペア1本だけの作業です。20年選手といっても見た目は意外と普通なんですが、中身はカラッカラの即身仏だと考えた方が良いでしょう。で、入れ替えたところで何もなきゃまた20年使わず放置される運命ですから、バランス取りもなんも要らないや、っていう割り切りでいきます(一応、真円度基準の方で位相合わせはしていますが)。

これ用に、冬タイヤセットでも絶賛活躍中のFJクルーザー純正鉄チンホイールをもう1本入手しました。状態はとても良かったのですが、元の電着塗装は雪国での使用を考えるとどうにも薄いので、缶スプレーでこってり上塗りしました。一応、内面にあったビードブレーカーの当たり傷を消したり一部に付着していた溶接スパッタを落としたり、目荒らししたり脱脂したり、まあまあ真っ当な手順を踏んでいます。150円ショップで買ってきた回転台に乗せて回しながら吹きましたが、狭い隙間に欲張ってぶっかけていたら、うっかり一筋タレました。もちろんこのまま放置です。

なぜ錆びやすいのに鉄?って聞かれたら困りますが、一応きちんとした理由があったつもりなんです。でも、今自分の心の中をまさぐってみると、北国は融雪剤(塩)でガシガシ錆びるわけでアルミでもキレイなままでは居られないんだから、まあ変わらんよね、といういい加減な理屈しか出てこなくてビックリしました。

ちなみにタイヤは某オクでお安く買えました。2013年製とは言え新品。良い買い物をしました。ていうか1円即決ってクレイジーだと思う。送料足しても1081円。ホイールも、新品に替えたエアバルブも、送料も何もかんも合わせて5000円かかっていないので、10年から20年有効な掛け捨て保険としては非常にお得な部類に入るでしょう。コストレスかつプライスレス。ただし更新時期は自己責任で。

そうそう、レッドロケット号はトラックらしくスペアタイヤを後軸後方つまりリアオーバーハングに吊るします。小さなチェーンホイストがシャシーに固定されていてホイールの中心を吊り上げるのですが、そのフック部分の収まりがイマイチだったので何か良いアダプター無いかなと探したところ、見つけちゃいました。NorcoのクロモリハードテイルMTBに乗っていた頃に使い倒していたチェーンリングガードです。「チェーンはチェーンでもだいぶ勝手が違うよね…」と戸惑いつつ、Ring Godさん大活躍です。

私はまあ物を捨てるのが苦手な方だと思いますが、こんな風に古い引き出しを引っ張り出したらしっくりピッタリって瞬間の虜なので仕方ありません。休眠パーツの有効活用もできて、とてもスッキリした1日でした。

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