2008.06.24
Filed under: Trick Names
Written by: Kusahara
180(ワンエイティ:横に180度回転する)系のトリックをした後で、逆の方向に戻ることをこう呼ぶことがあります。動詞として、そのまま「Indian give」とも言います。走ってきて、右に半回転して後ろ向きに進んだと思ったら、今度は左に半回転して元に戻る(またはその逆)という動きです。かなり新しい言葉で、BMX系のメディアで2007年くらいから目にするようになりました。
元のアメリカ英語の意味としては、一度は与えたものを取り返そうとすること。由来は諸説あるようですが、根源はアメリカ開拓時代の不対等な取引とそれにまつわる諍いです。インディアン(ネイティヴ・アメリカン) が白人入植者との交渉の中でただ同然で土地を譲り、そのことを巡って争いが収まらなかった歴史が背景にあります。
自転車のトリックとしては、アメリカあたりのシーンでは一般にかっこ悪いこととされているようです。理由は、180→Indian Giverでは全体としては回ったことにならず、全体の動きにスムーズな流れがないから。 実際に、180度回ってすぐに逆に回ると見ていて違和感がありますし、最初の180を回り切るかどうかさえ関係なくなってしまうという面もあります。
ただ、両方向に回れるというのは悪いことではないですし、間にフェイキー(180して、後に進んでいる状態)でのトリックを何かはさむことができれば、かえって両方向に回れることをアピールできることにもなります。Bruce Crisman あたりはそういうことをやっています。賛否は置いておいて、こうした違いに着目するとビデオなどを見ていても新しい発見があったりします。
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2007.08.07
Filed under: Trick Names
Written by: Kusahara
ハンドレール(手すり)やレッジ(構造物の角)に自転車を乗せ掛けて滑る、グラインドトリックの一種です。
50/50というのはもともとスケートボードの技名で、前後のトラック(車軸部分)でのグラインドを指します。縁石のような低いレッジでの50/50はスケートで最初に挑戦するグラインドとしては非常にポピュラーですし、より難しいハンドレール(手すり)での50/50は一流ライダーのビデオパートでも定番です。
2001年くらいか ら、アメリカのBMX界を中心に、ダブルペググラインドをこう呼ぶケースが出てきました。確かに、技の形としては同じです。単に響きがカッコいいからダブルペグ→ダブル→50/50となったという流れと、ストリートの先輩であるスケートへのオマージュと、同様のトリックには同じ名前をつけるべきという合理化思想が直接の理由でしょう。同時に便利な面として、当時はペグに頼らないグラインドが色々と実験され始めた時期でもあり、前後車軸のドロップアウトやナットだけでのグラインドも50/50と呼べるということがあります。そうでなければ「ペグ無しダブルペググラインド」なんて冗談みたいな呼び方になってしまいます。
ところがなぜか日本の自転車界では、ディザスターという別の技をこう呼ぶ人もい ます。スケートからの由来を考えれば明らかな通り、これは間違いなんですけどね。ディザスターはスケートでもディザスターです。
同時期にスケートの技名で命名し直されたものに、Revert(リバート)という技もあります。
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