A wild manual at shopping mall

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自転車でのマニュアル(漕がないウィーリー)については、意外と素敵な教則が存在しないのが困りものです。ポイントは、体の動きでどれだけ前後のバランスを能動的にコントロールできるか。前輪が上がりすぎたら腰(体の重心)を前にずらして抑え、前輪が下がり過ぎたら腰を後ろに落としつつ足を蹴り出し、上げます。ブレーキとか漕ぎを入れて修正するのは非常時だけで、それを常用するのは上達する機会をドブに捨てているのと同じです。

このクリップはいささか極端な例ではありますが、路面がそれなりにうねっている中でブレーキに頼らずにバランスを維持するにはどんな動きが必要になるのか、両極端がばっちり写っていますから、参考になれば幸いです。

Nose Manual

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短いビデオクリップですが、ノーズマニュアルです。最近、BMX方面ではかなり流行しているようですね。あちらではワンフット、ノーフットなどのバリエーションも普通らしいです。

恐怖感は大きいのですが、自転車をコントロールするという点では結構学べることが多いです。マニュアルと同じで、ブレーキに頼らないようにすると3倍くらいうまくなれます。

Throw your video game out of the window

インターネットの普及と共に、「この技ができないんですけどコツを教えてください」というメッセージをよく見るようになった気がします。私は、これが嫌いです。

上達するために必要なのは、とにかくやってみることです。人間が筋肉や神経を協調させて体を思い通りに動かすには、反復練習が必要だからです。会話をしながら車を運転するような、運動の自動化と呼ばれる状態を実現するには、数千から数万回の反復が必要とも言われています。コツというのはその中で見えてくるもので、最初から人に正確に教わってもおそらく意味が分からないでしょう。攻略本に「ここで右ボタン」とコマンドが書いてあるのとは訳が違うのです。

効率よく練習したい、無駄な回り道をしたくない、という気持ちは分かります。でも、安心してください。どのような回り道も、思い出すと恥ずかしいような秘密の練習も、真剣にやれば必ずどこかに活きてきます。あるスポーツから別のスポーツに転向した人が最初から高いレベルにいたりするのは、センスや才能のせいではないのです。努力することを学んできた下積みがあるからです。きっと、冒頭の台詞が厭なのは、こうした努力に対しての敬意が感じられないからなのでしょう。あなたが「できない」と思っていることは、「できるまでやったことがない」だけではありませんか?

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