2007.11.27
Filed under: Staff Blog
Written by: Kusahara
先日書き始めたバースピンへの道ですが、それなりに長くなりそうなので追い追い動画なども交えてハウトゥーものとして再構成する予定です。お楽しみに。
バースピンについてちょっと考えたのですが、あれって普通ハンドルを1回転させるわけです。そこで、2回転、3回転、4回転…といっぺんにいっぱい回せば、技の難易度は上がっていきます。他の技でも同じことで、ジャンプして横に1回転するのが360(スリーシックスティ)、2回転が720(セブントゥウェンティ)、3回転が1080(テンエイティ)…となり、後方に1回転するのがバックフリップ、2回転すればダブルバックフリップ、3回転でトリプルバックフリップ…となります。
フィギュアスケーターや高飛び込みの選手が回転数を競い、スキージャンパーやゴルファーが飛距離を競い、陸上ランナーやカーレーサーが速度を競うのを見れば、こうしてどんどんレベルを上げていくのはもうアスリートの本能とでもいうべきものなのでしょう。でも、時々そこに疑問を感じることもあります。なぜなら、芸術の一環としてこれらの身体活動を見るならば、こうした数量的な価値が質的な価値に勝るということは無いからです。ものすごく大雑把に噛み砕いて説明しましょう。ここに素敵な絵画があるとします。描かれているのはひとりの牛乳を注いでいる女性とでもしましょう。ここで、女性が10人いたり、牛乳を甕ではなく大樽から注いでいたりしたら、この絵はより芸術的になるでしょうか?というのが、この疑問です。
もっと日常的なシーンで言えば、最近、自動車の大径ホイールが流行っていますよね。あれも、車輪好きの端くれとして、気になります。しばらく前には直径15インチや16インチで上等だったものが、今では20インチだ22インチだいやそれ以上だ、という騒ぎです。確かに、500馬力以上の車で200km/h以上の領域をどうにかしようという向きには18インチや19インチが適しているのでしょうが、じゃあ大きいのが偉いんだな、ということで市販レベルの車に20インチを履かせても、燃費は悪いし乗り心地も悪いし大変です。そしてそれは流行っているけど、かっこよくはないなぁとも思うのです。トリプルバースピンが多分かっこよくないのと同じで。ま、個人の趣味だからいいんですけど。個人的には、好きな16インチとかが安く出回るので問題ないんですけど。
芸術の話に戻ると、美を追求する過程で数量的なものを追い求めるのは多くの人が通る道です。例えばティーンエイジャーの頃には、パンツは太ければ太いほど偉いとか、スカートは長ければ長いほどヤバいとか、ピアスが多ければ多いほどすごいとか、料理は辛ければ辛いほど旨いとか、考えがちです。私は今でもしょっちゅうです。でも、その段階を卒業して初めて、本当に芸術感覚が磨かれるということもよくある話です。おいしい料理を作ろうと思ったら、出汁も塩味も辛味も濃すぎず薄すぎず、バランスを考えなければならないように。そして、私の感じる本当の違和感はきっと、いい大人が先導している現代の日常的な流行には、質よりも数量に彩られたティーンの芸術感覚で成り立っているものが意外と多くあるということなのでしょう。車雑誌は直径22インチのアルミの塊を買えばあなたがおしゃれになれると喧伝し、グルメ番組は出汁と塩分と脂分を可能な限り溶かし込んだインパクトのあるラーメンに主役を頼み、時代の要請にこたえてダブルバックフリップをしたBMXライダーはカメラの砲列の前でクラッシュして頚椎を損傷します。そんなものが、本当に求めていた美しさだったんでしょうか?
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2007.11.19
Filed under: Staff Blog
Written by: Kusahara
最近、バースピンという技を練習しています。ハンドルを1回転くるりと回すやつです。これを、走りながらちょろりとバニーホップして、その最中にできたらおしゃれだなぁと思いまして。BMXのビデオなんかではみんなやっているものなので、正直なめてました。すみません。できません。
そこで、段階を踏んで練習することにしました。もちろん、そんな段階なんてみんな教えてくれないので考えます。
まず気付いたのが、バニーホップして、つまりその場で自力で飛びながら、両手を離せるかということ。やってみると見事にできません。というわけで、ここから取り組むのが良さそうです。実は片手を離すのも危うい状態だったので、とにかく飛んで、右手を離したり、左手を離したり、気分が乗ってきたら両手を離したり、というところから初めてみました。これを第1段階としておきましょう。
バースピンの分かりやすい動画…と思って検索していたら、全然関係ないけど面白いものを見つけました。 「恋してるならホーンを鳴らそう」とか、「幸せならグルグルしよう」とか。なんだか、最近知ったイギリスのBanksyというストリートアーティストに通じるような、洗練されたいたずら心を感じます。
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2007.11.15
Filed under: Staff Blog
Written by: Kusahara
明日、札幌あたりでは雪になるとの噂です。これまでにも山の方では降ってますが、街中ではまだでしたからね。
雪国の自動車乗りには、季節ごとの儀式があります。夏は窓のウォッシャー液が水でも良かったけど冬は凍りにくいものにする必要もあるし、ワイパーブレードもサスペンション部が凍らないようにカバーがついていてゴム質も柔らかい冬用に換えなきゃいけないんです。そしてメインは、タイア交換。冬用のスタッドレスタイアをホイールごと持っている人が多いですから、レンチとジャッキを用意して、さっくり交換します。メカに自信のない人と、タイアだけしかない人は、車屋さんかタイア屋さんに行くんです。今日は、そんなタイア屋さんは所により3時間待ちの大盛況だったそうです。
自転車はその点、あまり衣替えしませんね。一応、ママチャリのスタッドレスタイアとか、MTBのスパイクタイアとかはありますが、わざわざ交換する人は少数派です。多くの人は、雪が積もるようになったらチャリを仕舞って雪融けまで乗りません。
とはいえ、真剣なMTB乗りは結構スパイクタイアで乗ってます。一方、私のように夏タイアのままで乗り続けるライダーもいます。スパイクは雪であれば圧雪でもアイスバーンでも状況に左右されにくい安定したグリップを得られるのですが、札幌でも街中に多いロードヒーティングの仕込まれたタイル路面などは最悪です。ストリートライダーとしては根雪に覆われる期間であっても路面の出ているところを探し出して乗る機会がありますから、スパイクは微妙です。移動には良いですが、一番楽しみたいシーンが楽しめなくなりますからね。
普段のタイアはスリック系が基本なので雪道にはダメだと思われがちですが、意外とそうでもないんです。圧雪路面などは意外なほどグリップするんです。ただ、最近手に入れたタイアが完全なスリックで、これを今チームメイトが履いているんですよね。これだけはさすがに不安です。まぁ、良い実験になるでしょう。ライダーごとのバイクチェックも近いうちにやりたいと思っていますので、ぜひお楽しみに。
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