信号の謎

2008.07.23 Filed under: Staff Blog Written by: Kusahara

用事があって車で出掛けたら、信号のタイミングが変で交差点ごとに待たされてしまいました。

信号のタイミングというのは、都市計画の一部としてそれなりに考えられているはずです。札幌の市街地は大部分が格子状の道路になっていますので、タイミング合わせはそんなに大変ではないでしょう。大雑把に言って、東西向きの交通を全て同時にON/OFFとして、それとは逆のタイミングで南北向きをON/OFFにすれば良いはずです。いつもはそれに近いのですが、今日はなんだか狂っていて、信号ごとに止められてしまいました。

個人的に不愉快・・・というのは置いておいて、この問題は(大きく言えば)都市機能の整備がその地の経済効率を左右するのになぜそこを適当にしちゃうの?ということです。例えばここに同じような規模のA市とB市があって、A市は信号のつながりが良くて、交通の流れが良いとします。B市は信号のタイミングなんて考えないので、ぐちゃぐちゃです。A市では郵便や宅配貨物、それに営業車やバスや、市民の買い物の交通がスムーズなので、生活や仕事の上での時間のロスも少なく、全体としては経済効率が高くなります。働いた時間に対して実際に仕事も進むし、お給料も貰えるし、よく寝てすっきりできる訳です。B市はぐちゃぐちゃです。
このA市とB市が近い地域にあれば、その地域に営業所を作りたい会社や、進出したい学校や、延伸したい鉄道はどちらを選びたいか、考えるまでもないでしょう。そしてA市は栄え、人口も増え、年代別の人口比率も健全な比率を保ち、人口に比例して地方交付税も貰えて、一層市民サービスの余裕もできて、未来は明るいでしょう。B市はぐちゃぐちゃです。

これはピンポイントで信号を中心とした交通システムの話ですが、世に言うインフラストラクチャ、つまり電気やガスや水道や、そうした社会基盤の整備においては、いずれも同じようなメカニズムが働く訳です。

数年前に、札幌市の郊外で信号のタイミングに関する実験が行われたそうです。通過車両がなるべく止まらないで済むように信号を同期させたところ、輸送時間の短縮や燃費の向上というような効果が表れた、という結論だったと記憶しています。
・・・アホかと思いました。その程度のことを考えずに、それまで都市計画の何を実行していたのかと。

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BMXクランクとBBシャフトの、似て非なる話

2008.07.15 Filed under: Mech & Tech Written by: Kusahara

ストリートやダートジャンプを激しく乗るライダーは、自転車がBMXであってもMTBであっても、BMX用に開発されている3ピースクランクセットを使う人が多いです。3ピースというのは、左右のペダルの間に、左右それぞれのクランクと中心のボトムブラケットシャフトの3つの部品が存在するということです。それに対して1ピースクランクというものもあるのですが、これは1本の棒を曲げてその3つの部品の代わりにしているものです。BMXや、ビーチクルーザーの安いものに使われています。

その回転軸となるBB(ボトムブラケット)については、以前には、BMXならBBの規格は俗にアメリカンと言われる大径のもの、MTBなら俗にユーロと言われる小径のねじ込みのもの、という棲み分けがありました。ユーロというのはBMX業界での通称で、MTBとロードの業界内ではその中でも数種類の規格が存在しますが、「ユーロ規格」と言えばその中でも多数派であるISO規格の標準サイズ(日本のJISおよびイギリスのBSCを含む、ネジ規格が1.375″ x 24tpi のBCネジ。BBシェル幅は68mm)を指します。

BBシャフトの太さは、長きにわたって業界標準となってきた Profile 社の Race クランクセットと同じ、3/4インチ(19.05mm)が多く使われています。よく、「19mm」と呼びならわされていますが、これは不正確です。なぜなら、ベアリングにはメートル系とインチ系が存在し、これはあくまでもインチ系の規格だからです。

また、1990年代後半の頑強ブームの中では、これより太いBBシャフトが流行しました。Profile、We the people(WTP)、Primo、Demolition などの「22mm」や、Perv の25mmといったサイズです。

BMXパーツの大手、Profile 社のウェブサイトには、同社のSSクランクセットのBBベアリングについて、他社である WTP や Primo のベアリングとは互換性がないと書いてあります。ここで豆知識をひとつ。BMXパーツ各社の3ピースクランクの中で、 この Profile の SS のみが7/8インチ(約22.2mm)のシャフト径です。ハンドルバーの、グリップやブレーキレバーの付く部分と同じです。対して、WTP や Primo は、22.0mmなんです。たかだか0.2mmとはいえ、そこにはインチ規格とメトリック(メートル法)規格の差があるので、別物なのです。ベアリングの寸法も、それぞれ別の規格なので違います。そして、BMX用のユーロBBが存在するのはメトリックの22.0mmのみ。 私のバイク(MTB)は、ユーロBBで Profile の SS クランクを使うために、実はシャフトのみ WTP を使ってきました。当社調べでは、WTP の22.0mmシャフトは Profile SS に使われている7/8″シャフトの外径を削り落としたようなもので、セレーション(シャフトの勘合)は互換性があります。でも、もちろんメーカーの保証対象外になりますので自己責任の世界です。

規格違いも、見た目で明らかに違えばまだ良いのですが、微妙な差になってしまうと困りものです。ですが、予備知識と実験精神があなたを救うこともあるというお話でした。参考になりましたでしょうか?(加筆訂正: 2008/07/23)

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G8サミットと、夜のG3サミット

2008.07.11 Filed under: Staff Blog Written by: Kusahara

北海道は洞爺湖で行われた、G8 Summit(主要国首脳会談)が閉幕しました。のんびりウカウカしていた私がそれに気付いたのは、札幌市内の至るところに立って警備していた、各都道府県から応援に来ている警察官の姿が消えたからです。セキュリティ面に限らず、サミットの運営に汗を流してきた皆さん、お疲れ様でした。

そんな訳でインターナショナル気分が盛り上がっていたためか、さっき、自転車で出かけた街中で歩道の一角に座り込んで愉快に英語で歓談している人を見てついつい仲間に入ってしまい、そのまま一緒に焼き鳥を食べに行ってしまいました。オーストラリアからの旅行者で、1人はアメリカからオーストラリアに留学中の身、もう1人はオージーですが、両親は中国とアイルランド出身だそうです。G8サミットが世界最大の井戸端会議だとすれば、こちらはローカルなG3サミット。8人集まれば地球環境や原油価格を問題にするところですが、3人だとその辺りは自由自在。ファストフードでは Wendy’s と Taco Bell をどう評価するのか、モスバーガーはファストフードに入るのか、自転車のペダルだけで300ドル払うのはアリかナシか、中国本土の運転マナーってどうなのよ、焼酎ベースのカクテルって安いよね…と話が弾みます。結論としては、Greyhound の長距離バスでは、手に握っているもの以外の荷物はどこに行ってしまうか分かったものではない、ということになりました(私にとっての Greyhound 事件は、後日書こうと思います)。

ではここで、突然ですが、私にとっての国際交流ルールを解説しましょう。

  1. 交流したい人と交流する
    「コイツが日本人なら話しかけないな」と思う人なら、何人でも話しかけないことです。なぜって、そこで日本人じゃないなら話しかけるというなら、それは差別だから。親切心などの上方向の差別か、軽蔑心などの下方向の差別かの違いがあるだけです。
  2. 人種と国籍と母語は1対1対応ではないことを思い出す
    日本という国はたまたまこの3つが(大体において)対応していますが、世界的にはそうじゃありません。白人で日本国籍で日本語しかしゃべれない人、モンゴロイドで日本国籍で英語しか話せない人、なんでも有り得ます。
  3. 会話は現地語から
    相手の第一言語が分かっている場合は別として、日本では日本語、アメリカでは英語、フランスではフランス語。自分が海外旅行していて、日本語で話しかけられたらなんだか悔しいですよね。現地語が通じなかったら、その時に考えればいいんです。
  4. 分かったフリ禁止
    分からないのにうんうんと聞いているとトラブルの元。分からないのは、恥ずかしいことじゃありません。なぜなら、言語に完璧な理解などないから。嘘だと思うなら、母語での古典からコンテンポラリーまでの文学表現を見てみましょう。肌に染み込まないものもあるでしょうし、それは自然なことです。
  5. そして笑顔で
    心理学では、人は会話の内容よりもその時の相手の様子(表情や仕草など)によって印象を形成するという研究報告があります。言いたいことを伝えるのに難しく考え込むこともありますが、そうだね、とか、ありがとう、とか、肝心なところを普段通りの表情で言えれば、伝わるのは言葉だけではありません。

うっかり偉そうなことばっかり書いてしまいました。本当に言いたかったのは、今夜自転車に乗っていたら面白い人に巡り会い、友達になってとっても楽しかった、ということです。しかもその前も後も雨が降っていて、それを避けられた自分は本当にラッキーです。

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スポット探検

2008.07.02 Filed under: Staff Blog Written by: Kusahara

先日、車のラリーを見に行った話を書きました。実はちょうど、その会場の近くで自転車で乗れそうだなと思っていたスポットがあったので、散策してきました。

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海に流れ込む、小さなクリークです。土壌が砂岩質らしく、丸みを帯びた谷の形は天然ハーフパイプのようです・・・というところまでは、車道から見えるので以前から気にしていました。ではそれが実際にどんなものなのか、歩いてチェックです。

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想像通り、滑らかな形状です。ただ、粘土質に近いようで、川床はとってもスリッパリー。歩いて下るのは結構大変でした。そして、ところどころには障害物が。

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難関セクションを下から見上げるとこんな感じです。変な段差がとにかく残念です。こういう障害を避けながら走るにも、壁面におそろしく柔らかい表土が乗っていてラインの自由度が利かない場所があったりして、ちょっと自分には無理だと判断しました。

それにしても、自然の造形によるこれだけのセクション、なかなかレアだと思います。山岳系エクストリームライダーの方々、乗りに来てみませんか?そして私たちに撮影させてください。他にもクリフとか、超スティープ系とか、良いところはありますよ。

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