復活!そして豪雪!

2008.12.28 Filed under: Staff Blog Written by: Kusahara

ついにスポーツ復帰を果たしました!

札幌市内にわりと最近できた屋内スケートパークで、ちょろりと乗ってきました。まだ派手に転ぶようなことはおっかなくてできませんが、まあまあ普通に乗れます。今回は怪我の部位が特殊だったせいか、自分の中でGOサインが出るまでに本当に時間がかかりました。膝の靭帯再建などは、8ヶ月とかのリハビリ期間が過ぎないうちにみんな自分の中でイケル気がしてしまって困るというのに(3ヶ月もすれば頭の中にウッカリ青信号が灯ってしまいます)、4ヶ月以上にわたって赤信号がつきっぱなしというのは長かったです。今はやっと緑っぽい黄色くらいです。

パークの受付で「長崎からMTBライダーが来てるよ」と言われたので驚きましたが、長野在住の道産子ライダー、金子真吾でした。久しぶりに会えて嬉しかったです。ダウンヒルのレッスンプロをしている彼ですが、ダートやストリートも上手いし、一緒に乗って楽しいライダーです。ボウルをグリングリンとこなしてました。

そんな変化を起こしたせいか、札幌ではドカドカと雪が降りました。というより、ブリザードの襲来です。

whiteout

ホワイトアウト寸前です。一応、街中です。

not closed

仕舞屋にしか見えませんが、生協だって営業中です。風が強いので庇の下だって雪まみれです。

snowbike

自転車を屋外にとめておくと大変なことになりました。ずんぐりむっくりして可愛い自転車になりましたが、普通の26インチMTBです。

snowwheel

このスポークの造形とか、私はけっこう好きです。

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Christmas Carol

2008.12.25 Filed under: Staff Blog Written by: Kusahara

まったく、なんて一日だ。
俺は床にへたり込んで、そうつぶやいたんだ。

そう、俺の名は…いや、そんなことはどうでもいいか。昔のロックンローラーが歌ってたっけ。
「名前なんてどうでも良いじゃない、そんなのみんな同じだわ」
なんて十七かそこらの娘に言われる歌だった。

名前なんてみんな同じ?俺には分からない。でも、同じでも違っていても、別にかまわない。俺を見た人は名前を見るわけじゃないんだから。俺の顔を見たって、そこに名前が書いてあるわけじゃない。

そう、問題は顔だ。通りすがりに人の顔を指さして笑うガキなんて、絶滅危惧種だと思うかい?そんなあんただって、もし俺を見かけたら同じようにするんだろう。分かってる。俺には、それが日常だったんだ。
職場でも状況は同じ、いや、もっとひどかった。同期で飲み会があれば、俺がそれを知るのは決まって翌日になってからだ。仕事中に給湯室から笑い声が聞こえたことだって一度や二度じゃない。もちろん、嘲笑の声だ。

会社の規模は大きいが、驚くほど少ない人間で仕事を回しているので大変だ。製造部門で研修を受けた時もハードだったが、今の配送部門はまるっきり戦場と言っていい。合言葉は、納期厳守に即日配達。まるで一回でも納期を守れなかったら会社の命運が尽きるかのようなプレッシャーをかけられ、しかも部内では昨日今日になって仕事を覚えたような連中までもが俺を平気で見下してくる。奴らのいい加減な仕事を俺がカバーしたことなんて、数限りないのにだ。これまで、正直に言えば、辞表を書いてカバンに忍ばせていたことだって一度や二度ではない。

それが突然、社長に呼び出された。昨日のことだ。もちろん初めてのことで、自分でも笑っちゃうくらい緊張している俺に社長は言ってくれた。
「今度のプロジェクトがね、かなりきわどい状況なんだ。そして、毎度のことながらこれには社運がかかっている。物流に関しては君が一番明るいと聞いてね、ぜひ力を貸してほしい」
俺は、平然を装って了承した。本当は、膝が震えていた。そして、涙が出そうだった。

結局その夜は、そのまま残って夜勤シフトをこなすことになった。同僚のためじゃないし、出世したいわけでもない。多分、会社や社長の役に立ちたいというわけでさえなかった。ただ、俺の脳裏に浮かんでいたのはクライアントたちの顔だった。しかも俺はどうやら、漠然とみんなを喜ばせたいと思っているわけでもなかった。あふれるような笑みをたたえるハナ、驚きに目を丸くするカルロス、窓から身を乗り出して俺たちの轍を降り積もる朝方の雪の中に見つけようとするニッキー…一人ひとりの顔を思い浮かべながら、俺は青い闇の中をぶっ飛ばしていった。

明るくなった東の空が俺の胸を射抜いたとき、空気が急に透明度を増したような気がして、俺は立ち止まった。さっきまで同僚に囲まれてしつこく打ち上げに誘われていたのが、はるか昔のことのようだった。

まったく、なんて一日だ。
俺は自分にできることをしただけだし、それが自分にしかできなかったかどうかなんてわからない。だけど、とにかくそれができた。それを喜んでくれる人がいる。こんな単純なことが、こんなに誇らしいとは。
俺はルドルフ。どこにでもある名前だが、この名前の俺は一人しかいない。あんたと同じだ。そして今日、嬉しいことがあった。あんたもそうだと、いいな。

メリークリスマス。

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JISさん、頼みますよ

2008.12.23 Filed under: Staff Blog Written by: Kusahara

JIS(日本工業規格)について、最近調べものをしました。自転車部品を設計するときに、標準的な規格部品をうまく使えばメリットが多いからです。特に今はハブについて考えることが多く、構成部品が多いためになおさら重要なことです。メリットというのは例えば、

  • 価格を安くできる
  • 品質を安定化し、ばらつきを少なくしやすい
  • スペアパーツがどこでも入手しやすい

というようなことです。よく使うネジの形だとか、軸受(ボールベアリング)の標準的な大きさのラインナップだとか、こういうものが決まっていなくてメー カーがみんな独自に作っていたら、恐ろしいことになります。それは品質に問題が出るということではないのですが、例えば価格が天文学的な数字になってしま うということです。

そこで、工業標準というものが決められている訳です。日本には JIS があり、アメリカには ANSI、ドイツには DIN、イギリスには BS があるように。そして、人やモノが簡単に国境を越えるようになると、村と村とでしきたりが違うような状況はマズイ、ということになって国際規格として ISO が制定されて、各国の規格も ISO に合わせて改定されたりもしています。

さて、そこで JIS 規格を調べるために JISC(日本工業標準調査会)のウェブサイトを見てみたのですが、これがブラウザによっては全然見られないんです。まあ、普通に Internet Explorer を使っていれば見られるんですが、他のものだとサイトが表示されない(不正なコーディングのために html ではないと判断されているっぽい)とか、さらに他のとあるブラウザだと、トップページにアクセスした瞬間に怪しいダウンロード警告が出てきました。びっくりです。運良く中のページの URL が分かれば開けるページもありますが、一部のリンクが機能しません。細部まで見れば見るほど残念な作りです。

ウェブサイトについても、制作者側に「web標準」という言葉が浸透してきた通り、ページをどういう風にコーディングして、ブラウザはそれをどのように表示すべきかが決まっています(もちろん、最終的なページの見た目や内容をどういじるのかは自由なままで、です)。ページ製作者はプロであればそれを念頭に置いてサイトを作りますし、ブラウザソフトウェアはそれに基づいて開発されています。それは、工業におけるネジの形と同じように、標準化のメリットが大きいからです。

個人のサイトであればいくら web標準から逸脱していようと目くじらを立てるようなことではないですが、よりによって国家の工業標準規格に携わる人たちがこの程度の意識でやっているとは。なかなか悪い冗談です。

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どうやら、風邪はスポーツです

2008.12.07 Filed under: Staff Blog Written by: Kusahara

風邪を引いてしまいました。ある朝起きたら喉が痛くて、その日が終わる頃には38度台後半くらいの熱が出まして。熱を出すのは、8月の骨折以来のことです。あの時も同じくらいの温度でした。

そんなわけで1昼夜くらい、寝たり起きたり安静にしていました。寒気がするし、発汗も多いので、下着は速乾素材で。食事は胃が受け付ける限り摂り、水分ものどの渇きを感じる前にどんどん摂るという、割といつもの作戦です。寝ていればそのうち楽になるという点を除けば、なんだかエヴェレスト登山と同じようなものかも…と熱で浮かれたことを考えていました。

実際、こういうときの速乾下着は、おすすめです。最近ではユニクロでも速乾Tシャツを売ってますし、モンベルなどのアウトドアブランドも今や身近なものですし。山でも海でも、何かあった時には下着の差がそのまま生死の境目になることさえあります。

スポーツでも、ウィンブルドンや箱根駅伝を綿シャツで戦うことは難しいでしょう。自転車でも、ロードレースやMTBのクロスカントリーなどは同様です。ただ、ストリートは違いますね。持久的な体力を最大限に発揮するということに主眼を置いていないことと、いざ体力が売り切れようと、体がオーバーヒートしようと、オーバークールになろうと、生命の危険には直結しない程度の都会という条件を前提にしているからです。スケートボードもそうですね。だからウェアブランドも、普通の綿Tをラインナップの中心にしていたりするわけです。

ただ、私はMTBのストリートでも速乾Tシャツは欲しくなることがあります。というか、作る予定です。なぜなら、日本の高温多湿な気候の中では綿生地に染みた汗は本当に蒸発しづらいです(同じ格好で汗ビショになっても、東京とカリフォルニアではその後の辛さはだいぶ違います)し、特に札幌にいると顕著なのですが、1日の間に寒暖の差が激しいと、そしてその中でチャリ自走で遊び回ったりすると、服の性能の差は小さな人生の分かれ道くらいにはなります。服や気候やハンガーノックのめぐり合わせが悪ければ、秋口くらいでもガタガタ震えながら動かない体で懸命に家を目指すようなプチ冒険ができちゃいますからね。

…でも、速乾Tシャツってすぐに汗臭くなるんですよね。これはもう15年くらい前から変わっていない気がします。繊維の種類によって多少違いもあるような気がするので、このあたりは要研究ですね。

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うっかりバッキリ

2008.12.05 Filed under: Staff Blog Written by: Kusahara

常日頃から、ウッカリ世界選手権があれば日本代表になれるんじゃないかと思うことが多くあります。人の誕生日からさっき食べたおかずまで、忘れられないものなどありません。

Sunrise Street」に続くMTBフィルムを作るべく日頃から撮影にも精を出しているわけですが、 8月に怪我をしたのもその撮影中のことでした。その時の映像は当日の大反省会を含めて何度か自分で見ています。

今年前半は自分のわがままで活動休止していたバンド活動を再開し、先月にはちょこっとライブもして、撮影もしました。もちろんバンド内の反省用に撮った程度のものなのですが、曲間に怪我した話もしたので、そのライディングシーンも混ぜて編集してDVDにしてみました。そして、ある友人に見せたのですが…
「バキッて骨折れた音、聞こえたよね」
との指摘。

言われてからは見るごとに大きな音で、確かにそう聞こえます。

そんなことに気付く前に、メンバーにDVD配ってしまいましたよ…

自転車やスケートボードのフィルムって、やたらと怪我シーンで引っ張るものもありますよね。私は作りたくない方向性ですし、絶対やるもんか、って思ってました。それを今回、ウッカリの名の下にこしらえてしまうとは。まぁ、売り物のフィルムではこんなことがないように気をつけます。もしもそういうシーンこそ見たいという方がいらっしゃいましたらご連絡下さい。ご要望が多ければ裏バージョンでも作ろうかなと悩んでしまいます。

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