膝のACL損傷後のスポーツ復帰は、通常の自家移植手術の場合7-8ヶ月かかります。つまり、1シーズンを棒に振るということです。ところが、人工靭帯を使って再建手術をすれば、最短1-2ヶ月での復帰が可能です。そのため、先月同室だったプロホッケー選手のように、間に合わせなければいけないイベントのあるアスリートはこの手術を受けることがあります。ただし欠点は、人工靭帯は数年で切れてしまうケースが多いこと。再手術をするにしても、切れカスだらけの膝は良い状態とは言えません。これが理由で、人工靭帯は主流にはなっていません。