自転車用語辞典

Doctor Shop (ドクターショップ)

ドクターショップとは、患者がいくつかの医者を渡り歩くことです。

例文:
People doctor shop these days in search of second opinions and/or different options.
(最近では、人々はセカンドオピニオンや他の治療オプションを求めてドクターショップをしている。)

ネガティブな面では、処方薬をかき集めて乱用するためにドクターショップをする人もいて、問題視されているようです。一方で、自転車乗りに縁の深い整形外科や他の色々な科においても、治療方針や手術内容が複雑であるほど病院やドクターによって手法が異なることがあり、レベルの高い、または自分に合った治療を求めて患者が複数の病院の門を叩くということはよく行われています。

良い医者、良い病院、良い治療法、良いフィジカルセラピストを見つけることは、スポーツ傷害に直面したアスリートにとっては生命線と言えます(もちろん、全ての患者にとって重要であることも間違いないのですが)。なじみの病院がなんとなく安心だから、どこでも同じだと思ったから、という油断と怠慢で自分の首を締めたアスリートなど掃いて捨てるほどいるでしょう。

幸いなことに、現在は日本でもドクターの得意分野や技量は人それぞれだという認識が広まり、インターネットや書籍などで関連情報を集めることは簡単になりました。完全な正解などありませんが、怪我をしてもパニクらずに、納得のいく選択肢を探していくことが大切です。ただし、最終的に怪我を抱えて生きていくのは自分で、リハビリなどの長い治療過程に対してモチベーションを維持できるかどうかも自分次第です。ドクターの門を出たらそこで治療終了と思っている程度の患者であれば、ドクターショップをする価値など無いというのもまた事実でしょう。

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