2008年8月16日に右足首の距骨を骨折して、半年が過ぎました。経過は順調…らしいのですが、アスリートとしてのレベルで考えると、調子は全然よくありません。筋力は大体戻っているはずなのですが、背屈(足首の場合、アキレス腱を伸ばす方向に曲げることです)の動きが悪く、痛みがあります。要は、しゃがむ動きが辛いってことです。
病院でも言われたのですが、距骨の骨折は結構レアなケースらしいです。ライディング中、転倒した時に足先を内側の下方に巻き込むように着いたのだと思いますが、怪我をくり返してきた足でなければ他の部分で支えるなり、他の部分が折れるなりするのでしょう。そして、リハビリにも定式化されたメニューがないという問題のほかに、実際に100%元通りに治すのは難しい部位でもあるようです。担当医から、骨の内部の血行が回復しないと非常にまずいので、慎重に治療していくということは聞いていました。
担当医以外にも様子を気にしてくれるドクターがいて、先日の金抜きの時には「いやー、よくくっついたね。超人だね」と声をかけてくれました。私は治って当然と思っていたところがあり、意外だったので、後日「くっつかなかったら一体どうなっていたんですか?」と聞いてみたのです。そうしたら、「足関節固定だね」とのことでした。足首が曲がらないように骨同士を固定して、一生過ごすということです。なかなかハードコアな治療法です。
というわけで、骨棘を削ってインビンジ対策もしたし、これで元通り以上になるかも!という無邪気な希望はひと夏の儚い妄想となって雪融け水と一緒に下水道行きになると思われます。それでも、くっついて本当に良かったです。あとは、意地でも曲げます。それで解決です。ひとまずこれにて、距骨レポートを終わります。