雑多なブログ記事

さよなら4月

なんだかバタバタしているうちに4月が終わります。その締めを飾るはずの愉快なゴールデンウィーク前半は寒いし雨ばっかりで、もうすっかり立てこもりモードでした。昨日少しだけ雨が上がったので、小一時間チャリ練習をしたらなかなか調子が良くて嬉しかったです。まだ中手骨が少し痛いんですが、アドレナリンが出れば気にならないレベルですね。

そんな4月を代表するイベントと言えば、やっぱり2日に自転車を盗まれたことでしょうか。自転車屋さんに停める時は鍵をかけないことが(少なくとも私の周りでは)一般的ではありますが、そんなの通用しない世の中なのです。

しかし幸運にも、本当に多くの仲間が真剣に助けてくれました。その中でも極めつけだったのが、自転車のことなら何でも詳しい「教授」の活躍です。

盗難被害にあったらみんな焦るのは、時間が経つほど捜索範囲が拡大するからです。犯人の移動した可能性がある範囲が10m四方であれば面積は約60畳の大広間ですが、100m四方であれば1ヘクタールとなり、1km四方であればもう100ヘクタール、アメリカ並み大規模農場です。これをしらみつぶしに探すのはもう非現実的なわけです。

そして盗難から数時間後、教授が熱意と超能力を使って私の自転車を見つけたのは、盗難現場から1.6km離れたレストランの前でした。この半径で円を描けば山中湖より大きな面積になると考えれば、この非凡さが伝わるでしょうか。

警官と張り込みをして捕まえたのは、友達2人と一緒にハンバーグを食べて幸せいっぱいで出てきた高校生でした。最初は「自分の自転車です、5万円で買った」とか、「取り調べなら俺ひとりでいいじゃないですか」とか、微笑ましい戯言を弄していたのですが、取り調べ中に友達を置いてパトカーから逃走。その躍動する後ろ姿が私の見た最後です。

後日、警察からはまたちゃんと捕まえたと連絡がありましたが、あの子ってば直接謝罪とかはしない派なのかな。ちゃんと来れば、「よしよし、一度過ちを犯したが、君は本当は素直で良い子だ。実は、そんな君が悔い改めてくれることを願って、贈り物があるんだ。」なんて言って自転車あげたかも知れないのにね。

Not.