ここ数日はアホみたいに天気が良くて、もうどうしていいやら分からないレベルです。現在、室温が37℃を越えました。この2ヶ月で32度ほど上がっているので、このままいくと今年中に約150℃に到達することになります。これは大変です。
一般に水は100℃で蒸発してしまいますので、この温暖化ブームの中、生命の維持に不可欠な水を水として保っておくには、圧力をかけて沸点を上げるしかありません。富士山山頂では90℃弱で水が沸騰するという現象の逆バージョンです。そのためには圧力容器を用意する必要がありますが、家全体を容器として利用できれば非常に効率的です。これが、住宅建築において高断熱・高気密ということがもてはやされている理由です。
また、水自体を高濃度の水溶液や油に置き換えれば沸点が上がるというアプローチもあります。例えば水に塩分を多く溶かしておく、あるいは油分を混ぜて乳化させたり、可能なら水系システム全体を油やグリコールで作動させるようにすれば、高温下でも信頼性が高まります。あまり知られていないことですが、最近はやりのラーメン屋さんが概して味が濃く、脂っこいスープを採用しているのは、我々の生命機能が高温環境でも損なわれないようにという最先端科学技術にもとづいた親心なのです。
夏への備え、万全ですか?