バラしてしまい込んでいたトラックバイクを組み直してみました。フレームその他主要コンポーネントはススキノを代表するBMXライダーの一人ユウゴからの頂き物、後輪はサムさんからのギフト、ペダルは友人ジョニーからの喜捨と、なんだか究極のお恵みコラボ自転車になりました。
ちょうど1年前に傷めた左足首が相変わらず骨壊死で不調なのですが、ちょっとは運動して筋力を維持しないと悪循環だよね、と今更気づいたのが主な動機です。シンプルな道具は組み立てが早く済んで良いものです。前輪に空気を入れていたらショボボボーンと音がしてチューブがかんぴょうの干場みたいになったので交換して、チェーンも新しいものを張って、ストラップ付きのペダルは友達のエアロバイクにレンタル装着中なのでとりあえず目に付いたBMXペダルを付けて、あとは4年前のままです。
こちらはその4年前のヒトコマ。フォークと前輪のクリアランスが極小なせいもあり、スティアラーチューブ内へのゴミの巻き込みがひどいです。
ほら、こんなに。
これの何が問題かというと、汚いとか重いとかだけじゃなく、しょっぱいんです。積雪期の道路に撒かれる融雪剤の成分、思いっきり平たく言えば、塩。これがガツンと効いてきます。雪国の自動車は、下回りからものすごい勢いで錆びていきます。自転車も同じこと。バンクの中でぬくぬくと育ってきたこの箱入り娘を、外の世界の邪悪な手合いから守ってあげなくてはなりません。
おおピッタリ。チューブラータイヤの時代を知っている人には当たり前のことですが、リムの穴ふさぎなど、コルクは昔から自転車の良い友達でした。
整形して完成です。この技はダウンヒルバイクなんかにも便利です。コルクの径はナイフで削って調節しても良いですし、ちょうど良いコルク栓を持つ究極のワインを求めて世界を放浪するのもまた乙なものでしょう。