雑多なブログ記事

コンクリートとお好み焼き

最近少し、コンクリートとお好み焼きの研究をしていました。人類のために役立つかもしれないので、ここにその成果をまとめて発表したいと思います。

  1. お好み焼きはスーパーフード
  2. コンクリートは乾いて固まるわけじゃない
  3. コンクリートはお好み焼き

まず1番。完全栄養食品って、人類の見果てぬ夢ですよね。だって栄養バランス考えて多品目食べるなんて面倒くさいじゃん。納豆だけ食ってりゃ健康、みたいなお手軽な真理が欲しいもん。ジャンクフードだって好きだもん。

そこで舞台に躍り出るのがOKONOMIYAKI。サッと作れるし洗い物も少ないし、またソースやマヨネーズなんてジャンクな衣をまとっていても、芯にあるのは炭水化物、タンパク質、ビタミン類をしっかり含んだ食の総合滑降。ファーストフード界における、下町のナポレオンです。日本発祥のファーストフードとしては寿司やラーメンが人気ですが、お好み焼きこそが真打ちだと言っても過言ではないでしょう。

はい次。コンクリートの科学です。私も最近まで勘違いしていたのですが、「コンクリートは最終的に固まったら乾燥状態になる」というのは大筋正しい一方、「コンクリートは乾くことで固まる」というのは完全に間違いです。紙粘土とかペンキとは違うのです。むしろ、コンクリを打った直後、最低でも数日間はジャバジャバ水を与えてあげないといけません。水没させておく場合すらあります。乾かしたらダメなんです。この工程を「養生」といいます。

では3つ目のポイント、「コンクリートはお好み焼き」です。まずは、ちょいちょい耳にするけど違いが分からなくなりがちな用語、「コンクリート」と「モルタル」と「セメント」の違いを見てみましょう。

まずセメント、ここでは狭義のセメント=ポートランドセメントですが、これは、お好み焼きやたこ焼き等、いわゆる「粉もの」の「粉」の部分です。使用範囲は広いですが、単体では何焼きにもなれないのもまた事実。

そこでセメントに砂を混ぜるとモルタルです。お好み焼きで言うと、天かすとキャベツが入った程度の金欠仕様。とりあえず小腹を満たすくらいの役には立ちます。

さらに砂利を混ぜたのがコンクリート。エビやら豚やらイカやら、具だくさんのお好み焼きです。ここまで来ると、高度成長期の体を強く大きく作り上げられる、スーパーフードとなるわけです。

今回の研究は以上です。個人的には、スーパーで処分品となっていた刺身用生イカが最近のヒット具でした。ごちそうさまでした。