雑多なブログ記事

パンプトラックサーキット2022完了報告

ちょうど1か月前の最新ニュースです。

パンプトラックサーキット2022、全3試合を成功裏に終えました。

私にとっては初めて運営側として携わる自転車イベントでしたが、何せ周りの運営メンバーが強力なのであまり問題なし。開催初年度ということで野のものとも山のものとも分からないイベントに、多くのライダーやご家族お友達の参加、そして多大なご協賛ご協力を頂いて、本当にありがたい限りです。

リザルト面でも、異なるバックグラウンドを持つライダーたちがそれぞれ格好いいところを見せつけてくれて、最高でした。ということで、この機会にシリーズ戦3試合を超簡単に振り返ってみましょう。

第1戦、岩見沢市ルコチパーク。パンプトラックってBMXが速いのか、それともMTBダートジャンパーが速いのか?ってな下馬評談義を大外から捲り上げてちゃぶ台返しのポール・トゥ・ウィンを飾ったのは工藤ハルマ選手。MTBクロスカントリー界期待のヤングガンです。基礎技術ってそこまでジャンルの壁を超えるのかよ…と現場に緊張が走ります。なお、午前の予選と午後の決勝の合間に、彼らクロカンチームは近くの峠まで往復トレーニングしてたそうです。いやまじか。

第2戦、岩見沢市ルコチパーク。本当は札幌市内某所での開催を予定していましたが、熊出没のため会場変更。でも全く同じコースではつまらないので、バームに壁を作ってみました。意外と誰でも乗りやすい、ランプビルダーとしての私の自信作です。コレをカッコよく乗りこなして勝ちをさらったのは、MTBでのダートジャンプが好きな今野ハヤト選手。第1戦では決勝で鬼の攻めゴケをかましたところからの雪辱です。未来につながる失敗っていうのは確かに存在するよね、前を見ている限り。

そして最終第3戦、奈井江町の道の駅ハウスヤルビ。西を見ても東を見ても秀麗な山が迫るこの地がラスボスです。そしてまたもや快晴ドピーカン。今年の私のメラニン色素は8割方このパンプトラックサーキットで作られたと言っても過言ではありません。

細かいコブや浅いバームのこなし方にみんな苦労する中、不慣れなコースを攻略しきって優勝したのは、モトクロス&BMXライダーの関川シンイチ選手。

よく見れば影の向きで判別できるかと思いますが、そんな結末を予想だにしていなかった朝イチにたまたま撮れてたショットがこちら。変に緊張せずに視野が広くて、カメラに反応してくれたってのは、一流アスリートあるあるでしょう。てかそれストリート用タイヤじゃん、どうやってグリップさせんのそれ。そういえば、数年前のRed Bullイベントで北海道勢最速だったのは彼でした。基礎技術って機材の限界まで超えるのかよ。

結果としては、面白いくらいに、自転車の種類なんて関係ありませんでした。大事なのは、とにかく自分の好きな自転車を、自分の納得いくように乗りこなせていること。そしてその自分なりの納得が、森羅万象の摂理に抗っていないこと。それが自転車に「乗れている」ということなのだと、改めて感じるのでした。

さて、今回は超簡単ダイジェストということで、オープン(最上位)クラス以外の話は端折りましたが、キッズもレディースも見どころ満載でした。一番下と上を見れば50歳も年齢の違う参加者が同じ土俵でワイワイと競い合えるわけで、どういう切り口でも楽しめてしまうのがこうした種目の大きな魅力です。そこには壁も敷居もありません。あるのはコブだけです。

また、一緒に遊んでね。

来年以降も、お付き合いのほどよろしくお願いします。主催者からの情報は以下のアカウントでご覧ください。

https://www.instagram.com/pumptrack_circuit/